仕事論

上司として、部下とどうコミュニケーションを取る?

以前いた子はもっと気が遣えたのになぁ…

最近の若手は、どうもやる気がないなぁ…

そんな声を時々耳にします。部下の事をそんな風に思ってはいけない。

そう考えていてもやはり、
時より思ってしまうことも…。
痒いところに手が届く、先回りして動いてくれる
優秀な部下がいる一方、言われたことしかできない、言われたことすら間違った解釈をしてしまう
なんて部下もいるのが現実です。

これからお伝えする内容は、
言葉は悪いですが「できない部下」との
コミュニケーションをどう自分の成長に活かすか
という観点からの仕事術です。
同様の悩みや不満を抱える方々の
ヒントになれば嬉しいです(´꒳`)私はこう考えます、それではどうぞ!!!

結論まとめ

◆部下に求めるのは当事者意識

◆優秀な部下へのコミュニケーションには困らない

◆「できない部下なんていない」とはいえ、そこまで面倒見切れない事実

◆部下は小学生。多くを求めるのを諦めましょう

部下に求めるのは当事者意識

◉部下に何を求めるか
部下には、
・仕事に当事者意識を持ち、
責任感を強く業務に当たり、課題を見つけ、
改善策を「自発的に」考え提案してほしい

・「本質」を捉えて、
言葉をそのまま受け取るのではなく、
その背景や意味を考えて理解してほしい
→1を聞いて10を知ってほしい

といった高次元の優秀なスペックから

・報連相をきちんとする
・期限を守る
・笑顔があって明るい
・挨拶ができる
・スピードを意識する

と言った基本ベースのスペック。

はたまた、

・言われたことを
言われたまま100%こなしてほしい
(※悪い言い方をすると、
「コマ」として動いてほしい)

といった上司である「自分自身」のスペックを
最大限発揮するために部下を使いたいという想いなどなど、

求めたいことは人それぞれかと思います。 

◉部下に求める前に我が振り直せ

部下に何を求めるかは、
職場・仕事の環境や状況に左右されるため、
正解はないと思います。

ただ、部下に求めるスペックは
「自分が持ち合わせて」いないとダメですよね。

・自分に当事者意識がないのに部下に求める
・自分もろくに報連相できないのに部下に求める
・自分は言うこと聞かないのに部下をコマ扱い

自分自身が、上記に当てはまる上司であれば
部下に何か言う資格はありません!

「自分にもできるんだから、指導すれば
部下もできるようになるはず!」

という気持ちが大前提です!

※一方で、
自分に持ち合わせていない「スキル」を
部下や周囲に求められるのは理想像です
→別記事参照

※「スペック」と「スキル」という言い方で
ニュアンスの違いを区分しましたが
きちんと伝わるでしょうか…?

優秀な部下へのコミュニケーションには困らない

優秀な部下=自発性があります。
特に指導しなくとも、全てを自分事として捉え、
業務の課題や問題点を解決しようとします。
こちらが指導すれば、
期待通り、または期待以上の成長をしてくれます。そうした部下へのコミュニケーションには困らないでしょう。

当事者意識がない部下

コミュニケーションに苦慮するのは、
・自分で考えない
・言われたことしかやらない
・言ってもできない
・やっても精度が低い

こんな部下です。
特に仕事に対して何も考えていない(当事者意識がない)人と言い換えてもいいかもしれません。

ただそんなタイプにも、
①経験がないため当事者意識が芽生えてない
→指導によって成長させることができる

②当事者意識が芽生えることはない
→指導しても変わらない

の2タイプがいます。
①への指導法については、
別記事を参考にしてみてください。

今回は②のタイプへのコミュニケーションを
深掘りしていきます!

「できない部下なんていない」とはいえ、
そこまで面倒見切れない事実

・上司が部下をダメにする
・信じれば必ず芽が出る、成長する

→これは間違いのない事実です。
こちらに関しても別の記事でご紹介します。

ただ一方で、そこまで面倒見切れないのも事実。
時間は有限です。他にやるべき業務が山ほどあります。結果も出さなければいけません。
その部下をやっとのことで成長させたとして、
異動や退職によって、費やした時間は無駄になることもあります。
(異動であれば、会社全体としてはプラスですが、
自分が報われないという点で無駄と表現しています)

なので、コミュニケーションとして取るべき
行動はこの1点だけです。

部下は小学生。多くを求めるのを諦めましょう。

・多くを求めない
繰り返しになりますが、
②当事者意識が芽生えることはない
→指導しても変わらない部下へのアプローチです。 

そんな部下をも成長させるんだ!という前向きな姿勢があれば本当に素晴らしい。
もう疲れたなっと感じたなら、多くを求めるのをやめてしまいましょう。

・報連相や業務指示は小学生でもわかるように

そんな彼らはいわば思考停止、
自分で考えることはできません…ですので、
1伝えて3汲み取ることはできません。
1伝えたら1、もしくは0.8。
徹底的に相手のレベルまで自分を落とし、
小学生でも行動に移せるレベルまで言葉を咀嚼し、内容を落とし込んで手取り足取り伝えてあげましょう。それしかないのかなと思います。

なぜそこまで自分がやらなきゃいけないのか
-だから独立を目指しましょう‐

優秀でない部下のために、手取り足取り。
そうできるあなたは、きっと優秀なのでしょう。
社内でも一目置かれているはずです。今後もそんな人材の教育係として、半ば永遠に当事者意識の芽生えない部下と向き合わなければいけません。

あなたが教育こそ本望なのであれば
会社のために教育し続けてほしいです。

されど会社のためです。
あなたの給料は変わりません。
それならばその教育スキル、マインドを
自身の事業に活かしてもいいのではないかな
と思うのです。

頑張れば頑張るほど年収は上がります。
もちろんリスクはあります。

何が正解かはわかりません。
自分自身にとって最高の選択をしてほしいと思います。

独立を目指すなら全力でバックアップします。
そのために当ブログがあるのですから!

まとめ

・優秀な部下もいれば、そうでない部下もいます

・優秀でない部下の中には、
これから伸びるタイプとかなり時間をかけないと
伸びないタイプがいます。

・そんな部下を持つあなたは、
コミュニケーションコストが相当負担になります

・しかもそのコストは会社のため
あなた自身が得られる報酬はほとんど変わりません

・部下を教育、成長させられるあなたは優秀なはずです。


ならばいっそ、自分の事業を始めるという
選択肢も考えてみてはいいのでは?

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